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管理『出荷』

※先に投稿している、「管理『醸造』」の続きとなります。
先にそちらを読む事をお勧めします。




『ボトル』が運ばれたのは、先程までの無機質な『セラー』から一変した、洋館のような内装の空間。長く見てきた無機質な世界からの変化に、どこか呆けたような表情へと変わる『ボトル』。

そこに現れる、スーツを身にまとった女性。
職員の改まった態度から、役職が高い事が伺えた。


「支配人、こちらが今回『出荷』になる『ボトル』です。」

値踏みするような目付き。
隅々まで目を走らせ……股間に、手を伸ばす。
流れる手つきで持っていた鍵束から番号の刻まれた鍵の一つを取り上げ、流れる手付きで貞操帯を外す。

条件反射か、期待か。息を荒げ、呻く『ボトル』。
触らずともしとどに先走りを流すモノを見つめ……おもむろに白い手袋に包まれた手で、握る。

硬直する身体と、大きくなる呻き。
それを意に介さずに、反応を見ながら、扱きたてる。
10秒と経たずに最期の兆しを見せ、求めに求めた射精の準備に身体が入る。

─が、無情にも手は離れる。
最後に射精してから何度目かもわからない寸止めに、激しく膝を震わせ、今にも倒れこみそうになりながら、ペニスを虚しく振りたくる『ボトル』。
限界を超えても与えられ続けた快楽と強いられた我慢で、理性はとうにないのだろう。
ひたすらねだるように振り回し、先走りを撒く姿に、手袋を取替えながら支配人は満足げに頷く。

「バッチリね。持って行って下さい。」


解放されたペニスを再び封じられ、運ばれる一室。
通気性の良い頑丈な布で、貞操帯に包まれた所を除く身体のあらゆる部分を布でグルグルと覆われる。─まるでラッピングのように。

梱包を済ませ、純白の布から貞操帯のみがくびり出された姿に、最後の装飾が施される。

華々しく印字された『セラー』の文字と、それに添えられた『ボトル』の番号とその熟成期間。そこにまるで付け足しのように隅に書かれた、かつての『ボトル』の名前。
栄えある『セラー』の商品を意味するラベルを貞操帯の上にくる位置に貼られ、持ち出される。



玄関で待ち受ける、『お得意様』。
壊れた『ボトル』の新たな代わりを見つめ……ルージュに彩られた唇が薄く、微笑む。
新たな玩具を眺めるように、捕らえた獲物を嫐るように。

白く覆われた目と狂いそうな射精欲に炙られる『ボトル』が自らのこれからの運命を知ることはなく、新たな『持ち主』へと買い取られて行った。
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くー

Author:くー
こじらせM男の方々と会話していて浮かんだものや、
一時の衝動をまとめた物置。
短編と言うよりは概要に近いものばかり。
会話相手がマゾさんばかりなので、そういった内容に偏っています。

楽しく読んで頂けると幸いです。

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